
喜ばれる退院祝いの贈り方・喜ばれる退院祝いの品とNGの品
退院祝いのタイミングは?
退院祝いは入院生活を終え、退院を祝うものです。
入院生活が短く、お見舞いのタイミングを逃してしまった人はお見舞いの代わりに退院祝いとして贈るとよいでしょう。
タイミングとしては退院後一週間~1か月程度のうちに贈るとよいでしょう。
ちなみに退院しても完治しておらず、自宅療養(通院)が続く場合は『快気祝い』として贈ります。
退院祝いの予算は?
退院祝いの予算はお見舞いと同じ3,000円~5,000円が相場です。
お見舞いの場合は目上の人以外には現金でもOKでしたが、退院祝いは『物』で渡すのが一般的です。
相手のお返しのこともありますので、あまり金銭的に負担にならないよう親族でも10,000円以内に抑えましょう。
喜ばれる退院祝い【5選】
物で渡すことが一般的といわれる退院祝いは実際どんなものが喜ばれるのでしょうか?
基本的に病気やケガがきれいになくなったことを祝うため、消えてなくなる物を選ぶのがマナーです。
カタログギフト
選べるカタログギフトは相手の好きなタイミングで好きなものを選べるため、贈る方も色々迷わず済みますし、贈られる方も選ぶ時間を楽しめるでしょう。
カタログの種類によってはNGの品が多く含まれている場合があるかもしれません。
価格帯に合った消えてなくなる物が中心のカタログを選びましょう。

入浴剤・洗剤・石鹸
入院中はゆっくりお風呂に入ることもできないため、家でゆっくりお風呂タイムを味わってもらえるように入浴剤等も喜ばれるでしょう。
もちろん日々使う洗剤や石鹸も重宝します。

スイーツ
入院中は動かないのでお腹がすかなかったり、食事に気を付ける必要があったりする場合は甘いものをあまり口にしなかったり、できなかったりします。
久しぶりに家でゆっくりくつろぎながらティータイムにおいしいスイーツをいただくのは嬉しい時間になることでしょう。
甘いもの好きな方へはおすすめの退院祝いです。

お酒・飲み物
お酒好きな方で退院後の食事に特に気を遣う必要がない場合は、迷わずお酒が喜ばれるでしょう。
お酒が飲めない方へは、100%ジュースやコーヒーがおすすめです。

麺類
入院中落ちた食欲を戻すのにもぴったりの麺類。
つるりとのどを通って胃に入るので、退院後にも食べやすくお勧めです。食品には洗剤などと同様に病を洗い流すという意味合いもあります。

退院祝いでNGのもの
花
贈るアイテムとして花は喜ばれる物でもありますが、鼻の種類次第では縁起が悪いため、気を付ける必要があります。
鉢植えは『根付く』ことから『寝付く』をイメージするためタブーとなります。
シクラメンも『死』『苦』という語呂合わせからNGとなります。
菊や白い花も亡くなった人へ手向けるイメージが強いため避けましょう。

寝具
枕や、パジャマ、シーツなどの寝具は寝床を連想させるため退院時に贈る物としてはNGとされています。
寝具などは毎日使えるので重宝されるイメージですがこういう場面では実はNGです。

日本茶・緑茶
弔事で使われることの多いお茶はお祝い事には向かないと言われています。実際に、日本茶は弔事の時に使われることがほとんどですね。
お茶とはいっても桜茶などは結婚式などでも使われるように、おめでたい席で用意される物のため問題ありません。

縁起が悪いとされる物
- 刃物
- 櫛
- 箸
など

現在は生活様式の変化や、考え方の変化もあり、昔からのマナーにとらわれすぎる必要はないかと思います。ただ年配の方やマナーをしっかりと身に着けていらっしゃる方へ贈る場合は注意が必要ですので、覚えておくとよいでしょう。
普段気にしてないように見える方でも、そういう時は敏感になっている場合もありますので、念のため注意しながら贈るようにしましょう。

