私は二人の子どもをそろばん教室に入れました。
一人は数字が大好きで、幼稚園の頃から数字に対する興味が大きかったから。
もう一人は、数字が苦手で数の概念がゼロ。このままでは学校の授業でそのうち困ると思ったのと、本人は上の子が習っていたこともあり、自分も習いたいという意思を確認できたからです。
もちろん、一筋縄では行かないと思ったので、何度も何度も時間をかけて意思確認をしました。
前者は、幼稚園の年長になったタイミングで始めたのですが、難なくそろばんに馴染み進級しあっという間に段位を取得できました。もともと好きな数字なので集中することも簡単で、努力も惜しみませんでしたし、どんなに忙しくてもほかの習い事と重なって時間が制限されても休むことなく通っていました。
正直、後者は学校の授業についていくために公文や学習塾の方がいいのではないかと迷いました。ただ、本人がそろばんがやりたいと言ったので試しに小1で入れてみたのですが・・・結果、数字の概念がないためにちんぷんかんぷんで3か月ほどで早くも挫折しました。数字が分からないだけならまだしも、集中力もなく一つ数字をはじいてはすぐに違うことを考え始め、また計算に戻ろうとしてもどこまで計算したのか忘れる始末。また一から計算し直しの連続で、付き添っている私がギブアップしてしまいました。
もう少し成長して数字の概念ができてから考え直そうと思い、一度離脱して1年待って再度そろばんを習いたいかどうか確認しました。公文や学習塾も選択肢に入れていたので、『もうそろばんは習いたくない!』という言葉も期待しつつ確認したところ、習いたいとのことだったので、再度通うことに決めました・・・が先が長そうです。
実は私自身もそろばん経験者で後者のタイプでした。そろばんに通うことは嫌いでしたが今になってみれば、そろばんをやっていたおかげで嫌いな算数も取り残されずにすんだのだと思えるのです。
ただ一つ、そろばんではなくても数字が嫌いなら他で補ってもいいかなというのは正直なところです。ただ我が家では本人のやる気や意思も大切なので、本人を尊重しています。
数年経過し、ようやく学校の算数の授業でも少しづつ自信がつき発表ができるようになったそうです。ちんぷんかんぷんから一歩前進です。