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喜ばれるお見舞いの贈り方・予算・喜ばれるお見舞いの品とNGの品
決して嬉しくないことですが、病気やけがで入院してしまった人を慰めたり励ましたりする意味のあるお見舞い。少しギフトというイメージからは遠いですが、その人を想い何かを贈るという意味では同じです。
具体的に入院の知らせを聞いたらどうするのが良いのでしょうか?
お見舞いのタイミング
病院へお見舞いに行く場合は入院後4~5日程度してから、また手術後ならば相手の様子を伺ってからお見舞いに行くようにします。元気そうに見えても相手は病気やけがをしているので、無理な場合は控えるようにしましょう。入院期間が長引くようなら、相手の都合に合わせましょう。
お見舞いはいろいろと気を使わなくてはなりません。お見舞いに行く際は長居せず前向きな言葉で励まして手短に切り上げましょう。お見舞いの際は面会時間を守り、15分~20分くらいを目安にしましょう。
お見舞いの予算は?
お見舞いの品は目安として3,000円~5,000円が平均です。また、お見舞い品として渡すのに迷う場合は、現金でも喜ばれます。入院時は費用も色々と掛かりますので。親しい間柄なら10,000円程度、一般的な間柄なら3,000円から5,000円が一般的です。
ただし、目上の方に現金を贈るのは失礼になりますので気を付けましょう。
大人に喜ばれるお見舞い【7選】
では実際に喜ばれるお祝いとはどんなものでしょうか?
現金以外の品物で見ていきましょう。
本・雑誌
一日病院のベッドの上で過ごすことになるため、暇つぶし・時間つぶしのアイテムは喜ばれます。趣味の本や普段時間がなくて読みたいけれど読めないような本があればお見舞いの品として贈ると喜ばれます。
あまり活字が得意ではない場合は趣味の雑誌なども喜ばれるでしょう。
ワイヤレスヘッドフォン
入院生活を少しでも快適にするためにワイヤレスヘッドフォンを持っていない場合はお見舞いとして贈ると喜ばれるでしょう。狭いベッド上での生活はコードがどうしても邪魔になりますので、持ってない場合はワイヤレスタイプのものをお見舞いとして贈るとよいでしょう。ただし、ワイヤレスの受信機器が必要となりますので、年配の方などには不向きな場合もあります。
花
殺風景な病室を明るくしてくれる花は、タブーのものを避ければ喜ばれます。
ふとした瞬間に明るい花が目に入ると少し気持ちが安らぐでしょう。病院には花瓶がありません。小ぶりなものを一緒に贈るか、アレンジメントにするとよいでしょう。鉢植えは避けましょう。
羽織りもの・ブランケット
女性の場合は特に病室が寒いと感じる場合もあります。普段でも使える羽織りものやブランケットはお見舞い品としても喜ばれます。
トイレに行く際などに、パジャマ一枚で歩きたくない人もいると思いますので、さっと羽織れるものや肩にかけられるブランケットのようなものは役に立つでしょう。
ソックス
病室でソックスは活躍してくれます。一日中ベッドの上で過ごすことになるので締め付けの少ない上質なものを選ぶとよいでしょう。
上質なタオルなどとセットでお渡ししてもいいでしょう。
ハンドクリーム・ウォーターミスト
病院は空調などの関係で空気が乾燥している場合もあります。
ハンドクリームやウォーターミストは乾燥が気になる女性にはとても喜ばれるでしょう。相手の好きな香りのものであれば気分転換にもなります。病院なのであまり香りの強いものはおすすめしませんが、好みのものでほのかな香りのものであれば問題ないでしょう。
Amazonなどのギフトカード
コンビニでも買えるAmazonギフトカード。ネットで普通に買い物をしている方へは好きなものを購入できるメリットがあり喜ばれるでしょう。
子どもに喜ばれるお見舞い【5選】
本・絵本・パズル
かさばらず、時間つぶしもできる絵本やパズルは最強です。
お母さんたちにとっても助かるアイテムになります。
音の出ないおもちゃ
大部屋の場合は音が出ないことや、かさばらないことに気を付けなくてはいけません。
プライベートスペースは意外と狭くあまり大きなおもちゃだと相手が困ってしまう可能性があります。
おりがみや工作グッズ
折り紙や工作はすわったままできる遊びでお子様も楽しめて、いい時間つぶしにもなります。工作キットもたくさんありますので、年齢に応じて選択肢に加えてみてもいいかもしれません。
折り紙と折り紙の本も一緒に贈るといいですね。
DVD
DVDのポータブルプレーヤーを持っている場合はDVDもおすすめです。
ただ、機器を持っていない場合は使えなかったり、テレビカードを買って対応する必要があったりと困る場合もあります。タブレットを持っている場合は必要ないかもしれませんが、テレビしかない場合はアニメのDVDもおすすめです。
タブレットなど病室に持ち込める機器をすでに持っているか、DVDプレーヤーを持っているかどうかを確認してから決めるとよいでしょう。ゼリー
日持ちのするコンパクトなゼリーはお子様の入院にぴったりです。
ただ食の細い子ですと、ゼリーでお腹がいっぱいになってご飯を食べなくなってしまう可能性もありますので若干の配慮も必要です。入院中は動き回らないので、食の細い子だと意外とお腹もすかないものです。
お見舞いにNGのもの
花
花は喜ばれる品としてもランクインしていますが、贈る形や種類によってはNGとなることもあります。
例えば、お見舞いに鉢植えはタブーとされています。これは鉢植えには根があり、『根付く』という語呂から『寝付く』を連想させ、入院が長引くイメージになってしまうためです。
また、菊の花や菊以外でも白い花はNGです。菊や白い花は通常この世にいない人へ手向ける花のイメージが強く、入院の際にはタブーとなりますので、ご注意ください。
入院中は匂いにも敏感な場合があります。匂いの強い花はできるだけ避けてください。
パジャマ
パジャマは実用的で入院の際には喜ばれそうなものでもありますが、こちらも入院を長引かせるイメージとなるためお見舞いとしてはNGです。
現金
目上の人への現金は避けましょう。失礼に当たるとされています。
どうしても迷ってしまう場合は、カタログギフトなどでもいいでしょう。
退院後のお祝い・贈り物について
入院中にお見舞いに伺えないまま退院されてしまった場合は、退院後の状況を把握したうえでお見舞いの代わりにできることを見ていきましょう。