どんな習い事をするのにも、大抵の場合はやめるタイミングが訪れます。習い事の難しいところは、『何を始めるか』『何をやらせるか』よりも『いつ辞めるか』が大切だと私は思っています。
というのも、子どもの興味は移り変わります。もちろん興味がないことを続ける必要はありませんが、問題なのは子どもの好奇心が旺盛で、本人がやる気がある場合です。年齢が上がるにつれて本人の意思で『あれをやりたい』『これもやりたい』ということが増えてきます。
動機は、『仲のいい友達がやっているから』だったり、『楽しそうだから』だったり。そんな時にすべての願いをかなえてあげられるならいいのですが、時間的にも物理的にも無理な場合が発生してしまいます。
その時にどの習い事をどのタイミングで区切りをつけるのかが一番難しいと実体験で感じました。
習い事を始めるにあたっては『こうなったらいいな』という希望や目標はあるのではないでしょうか?それに向かって親子ともに頑張る(子供は頑張って、親は金銭的に精神的にサポートする)形になりますが、やる気がある子供の場合は、一つ一つの目標が高かったりします。そしてそのレベルとクリアしようと思うと先がとても長い場合があります。その目標に向かっている時はいいのですが、ほかにもやりたいことが出てきた時には、その目標に向かうにあたってそれまで以上の努力も必要になります。
始めるのは比較的簡単な習い事ですが、たくさん習い事をしている場合は、どの目標に向かってクリアしてどのタイミングで区切りをつけるのか、何となく目途をつけておくとよいでしょう。
子どもがその習い事にはまって、大好きで辞めたくない!ほかのことはやりたくない!という場合はある意味ラッキーかもしれませんね。